恋する僕らのひみつ。




だったら、俺の家の前を通りかかり、



俺の彼女のフリをして、たまり場に行った“彼女”は一体誰なのか――?



いま思えば、あいつらからパッタリと連絡が来なくなったのも、その頃だった。



さっき川原で、数年ぶりにあった1コ上の先輩は、俺に頭を下げた。



“琥都の彼女にケガさせて悪かった”と。



彼女がケガをして、俺に仕返しされると思ったあいつらは、



その日以来、誰も俺に連絡しなかったという。



当時のたまり場は、工事現場の裏だった。



花火が上がっているころ、事故は起きた。



彼女がいたところに立てかけてあった木材や鉄のパイプが、何かの拍子でいきなり倒れてきたという。



彼女は咄嗟に腕で、自分の身を守ったのだろう。



腕をケガした彼女は、そのまま救急車で病院に運ばれた。