そいつらと一緒に、たまり場にやってきた彼女は、
高校に入って俺が変わろうとしていることを、他の仲間たちにも伝えた。
もう俺のことは、そっとしておいてほしいと、
何度も仲間たちに頼んでいたらしい。
その間、仲間のひとりが俺に電話をかけるけど繋がらなかったという。
なぜなら俺は、2回連続で電話がかかってきた時点で、ケータイの電源を切ったから。
またあいつらか、無視し続けるしかない……そう思って電源を切ったのを覚えてる。
それに、俺はそのときちょうど奈乃と一緒にいた。
その日は、高校1年の夏……花火大会の日だった。


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
