「快……」 俺はその場に膝をついて、顔を上げた。 「琥都?なにして……」 「俺を殴ってくれ」 俺は快の目を見つめる。 「あのねぇ、夏の大会に向けて毎日がんばってる俺の手になんてこと言うのかしら」 「……俺のせいなんだ」 俺に泣く資格なんてないのに、声が震えて涙がこみあげてくる。 俺のせいだった。 決して許されることはない。 どんなに謝っても許されない。 過ぎた時間は、もう元に戻らない。 「ごめん……快……」