奈乃のために俺ができることは、なんだろう。
長い時間、いちばん近くにいた俺ができること……。
「奈乃こといちばんわかってるのは、たぶん俺だから。なんでも話して。快のことでも、相談でも、いつでも聞くよ」
「琥都……っ」
別れても、会えなくなるわけじゃない。
これからもそばにいる。
友達としてそばにいることは、
想像している以上に、つらいものかもしれない。
それでも……好きだから。
そういう愛もあるって。
見守る愛もあるんだって……そう思うことにする。
大切なひとだから。
守ってあげたいから。
幸せになってほしいから。
たとえ友達としてでも、
これからもずっとその気持ちだけは変わらない。
「友達に戻っても、俺は奈乃のいちばんの味方だからな」


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
