恋する僕らのひみつ。




あの日から俺は、奈乃のことを忘れられなくて。



ふとしたとき、夜眠りにつく前も。



気づけば奈乃のことを考えている自分がいた。



そして、奈乃と再び話をしたのは、



奈乃と初めて話した日から、1ヶ月後のことだったと思う。



その日、俺は朝から学校をサボって、川原で寝ていた。



『学校、行かないの?』



その声に目を覚ますと、陽の光に照らされた奈乃の顔が目の前にあった。



『あ、おまえ……』



『なんか学校行きたくなくて……。ここで一緒にサボッてもいい?』



そう言って奈乃は、俺の隣に座った。



何度も道で見かけたのに、話しかけることができずにいた俺は、



このとき、ドキドキしている自分に気づく。



『……浦中琥都くんでしょ?』



『どうして俺の名前知ってんの?』