恋する僕らのひみつ。




いまから3年前、俺たちは中学3年だった。



当時、不良たちとつるんでいた俺は、



その日もゲーセンで他の不良グループとケンカをした。



ケンカで負けたことなどなかった。



だけど相手が大人数だったのもあって、それなりにケガは負った。



ケンカをした夜、俺がひとりで川原に寝転がっていたら、声をかけてきた子がいた。



制服姿の女の子……それが、奈乃だった――。



『あの……』



そのとき奈乃はちょうど川原の道を自転車で走っていて、人が倒れていると思ったらしい。



様子を見に来た奈乃は、驚いた表情で俺を見ていた。



『だ、大丈夫ですか?すごい血……早く病院に行かないと……』