あたしたちは見つめ合う。
「湊だって、わかんないじゃん」
「……俺が心変わりするんじゃねぇかって心配?」
ずっと変わらないものなんて、ないのかな……。
永遠なんて、どこにもないのかな……。
「さっき結婚するって言ったじゃねーか」
「うん……」
「おまえの将来の夢、俺の嫁なんだろ?」
失いたくない。
大切なひと。
大好きなひと。
「湊のこと好きすぎて、時々つらくなる」
このままずっと、そばにいたいから。
「……俺も同じ」
湊はあたしを抱きしめる。
ぎゅっと強く抱きしめられたあと、あたしの耳元で湊は優しい声で言った。
「心配すんな。おまえより俺のほうが好きだから」
想いがあふれて、泣きそうになる。
好きだよ、湊。
大好きだよ。
好きすぎて……胸が苦しいよ……。
「あたしのほうが湊のこと好きだよ。絶対」
「ふーん。どんくらい?」
「どれくらいって……言葉じゃうまく言えないけど……」


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
