奈乃とあたしは、黙ったまま見つめ合う。 目を伏せた奈乃を見て、あたしはすぐに後悔した。 どうして、きいてしまったんだろう。 なにもきかずに、このままそっとしておくべきだった。 「結雨ちゃん……」 「もし言いたくなかったら、このことは二度と聞かないから」 「……いつから気づいてたの?」 「奈乃……」 あたしは高2の文化祭のときに、 奈乃の生徒手帳に挟まっていた写真を偶然見てしまったことを話した。 あたしはあのとき、2枚の写真を見てしまった。