「……言いたくない、ごめん」 「つらくて思い出したくない?」 「もう過去のことだから」 「四葉」 「もし……この先、快が過去のことを知ることがあったとしても、誰も責めないでほしいの」 「それ、どういう意味……?」 四葉は黙って微笑むだけで、それ以上なにも言おうとはしなかった。 俺から視線をそらし、遠くを見つめる四葉。 オレンジ色に染まる四葉の横顔を見つめる俺は、胸が苦しく締めつけられたままだった。