恋する僕らのひみつ。




「あ……」



土手沿いの道を歩いていると、



川の方を向いて草むらに立っている奈乃の後ろ姿を見つけた。



俺は、奈乃に気づかれないように、そっと奈乃の元へと近づいていく。



――カシャッ。



奈乃はカメラを空に向けて、写真を撮っていた。



「アロハ~」



俺が後ろから声をかけると、奈乃は驚いた表情で振り向く。



「か、快……っ」



俺は、ニコッと笑顔を見せる。



「もぉ~おどかさないでよぉ」



「どこの外人かと思った?」



「それは思わなかったけど……ぶっ、Tシャツにアロハって書いてあるのね」



「気づいた?さすが奈乃ちゃんだわ」