恋する僕らのひみつ。




俺はそのあと何度も四葉に連絡したけれど、



彼女が電話に出ることはなかった。



どこの町に引っ越したのかも、転校先の学校もわからないまま。



そのうちケータイの番号も変えられてしまい、彼女とは音信普通になってしまった。



俺は、彼女を失って。



どれだけ彼女の存在が大きかったのか、改めて気づいた。



胸の真ん中にポッカリと穴があいたみたいに。



いつも寂しくて。



忘れたくなかった。

忘れられなかった。



だから俺は、君になった。



人に弱いとこを見せない、そんな君に。



いつも明るくて、周りの人を笑顔にしてしまう君に。



ずっと一緒にいたから、君に似たんだと。



いつか、周りの人たちや、なにより四葉に。



そう言ってほしい……そんな未来をきっと、



信じて願っていたから――。