恋する僕らのひみつ。




まさかそれが、最後の電話になるなんて。



俺は思ってもいなかった――。



四葉は、花火大会の前日に“話したいことがあるから、明日話すね”と言っていた。



でも、花火大会の当日にあんなことになって、四葉の話を聞くことができないままだった。



数ヶ月前から四葉の様子が少しおかしかったことも、俺は気づいていたのに……。



四葉は親の都合で、秋から別の学校に通うことになったと、



この町を離れて、遠くの町へ引っ越すことになったと言った。



本当はもっと早く言うべきだったけど、俺の顔を見ると、



どうしても言えなかったらしい。