『四葉……いまは、ひとりになりたいみたいなのよ』 『でも俺……』 『しばらく、放っておいてあげてほしいの』 昨日まで、面会に行っても四葉は、 いつもと変わらない明るい様子だった。 つらそうな顔、悲しい顔ひとつ……俺には、見せることはなかった。 俺が心配をするたびに、 “大丈夫だから”と彼女は口癖のように言った。笑顔だった。 だけど……大丈夫なわけない。 大丈夫なはずがない。 『先生がね……腕のケガが治っても、手に痺れが残るだろうって』