恋する僕らのひみつ。




自動販売機のそばにある長イスに座った四葉の母親を見て、俺も隣に座った。



『毎日、四葉に会いに来てくれてありがとね』



『本当にすいませんでした。俺のせいでこんなことに……。なにがあったのか、四葉から聞いてますか?』



『もう少し落ちついたら……きっと話してくれると思うわ』



四葉は、母親にもケガの理由を話していなかった。



『俺が待ち合わせの時間に遅れなかったら、四葉からの電話に出ていたら……こんな……』



うつむき、缶コーヒーを両手でぎゅっと握りしめる俺に、二つ折りの白い紙を見せて四葉の母親は言った。



『これ、快くんに渡してほしいって、四葉が』