恋する僕らのひみつ。




翌日、いつものように朝から四葉のいる病院に行った。



病室に行く前に、受付で面会の手続きをしていると、



後ろから名前を呼ばれた。



『快くん』



振り向くと、そこには四葉の母親が立っていた。



『少し話がしたいんだけど……』



『あ、はい』



人が行き交う病院のロビー。



俺は、先に歩く四葉の母親のあとをついていく。



すると、四葉の母親は、飲み物の自動販売機の前で立ち止まった。



『快くん、なに飲む?』



『あ、えっと……じゃ、コーヒーで』



四葉の母親は同じ缶コーヒーを2本買うと、俺にひとつ渡した。