恋する僕らのひみつ。




『行って?これ以上、部活サボったらダメだよ』



『心配だから』



『あたしなら大丈夫』



『俺が……ひとりにしたくないんだよ』



正直……このとき俺は、四葉のことしか頭になかった。



四葉に申し訳なくて。



四葉のことが心配で。



一時も離れたくなかった。



それに、四葉はいま、ケガをしてフルートもできない。吹奏楽部も休んでいる。



夏休みの大事な練習時間を、つぶしたのは俺だ。



それなのに、俺だけ部活に行くなんて、



そんな気には到底なれなかった。



『俺のせいで、こんなことになったんだからさ』



『……快のせいじゃないって、何回言えばわかってくれるの?』