恋する僕らのひみつ。




俺が目を覚ましたのは、ドンっという大きな音だった。



それは、町中に鳴り響く、打ち上げ花火の音。



『……うそだろ、やっべ』



ベッドから飛び起きた俺は、慌ててケータイを探した。



部屋にあるはずのケータイが、見つからない。



俺は帰宅してからの行動を思いだし、



部屋を出て、風呂場の前に置いてある洗濯カゴの中を探した。



『……あった』



四葉との待ち合わせの時間は、とっくに過ぎていて、



ケータイには四葉からの着信が何件も残っていた。



すぐに四葉のケータイに電話をかけたけど、彼女は電話に出なかった。



家を飛び出した俺は、急いで待ち合わせ場所に向かった。