四葉は、俺の手を優しくにぎりしめた。
『今年ベスト4でしょ?来年は決勝ね?それで高3の夏は、甲子園っ』
『1年で、1コずつ上に行けって?ホント、プラス思考だよな』
『負けたことも、きっと……ちゃんと意味があると思うから』
負けたことをマイナスにとるか、プラスに変えるかは、
俺しだいだと、四葉は言った。
『ねぇ、ラーメン食べに行こっ?』
『いま?このタイミングで?しかもこんなクソ暑いのにラーメンかよぉ』
『食べにいこーよぉ。大盛とんこつラーメン』
『しかも大盛っすか?俺は冷やし中華がいいんだけど……』
『いっぱい食べて、また明日からがんばろっ』
『ぶっとんでんな~』
『そんなあたしが好きでしょ?』


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
