恋する僕らのひみつ。




陽射しが強くなり、本格的な暑さがやってきた頃、



高1の夏の県大会は、はじまった。



試合の日は、必ず四葉が応援に来てくれた。



琥都、奈乃カップルの隣で、四葉は誰よりも大きな声で、



必死に俺の名前を叫んでいた。



不思議なのは、俺はどこにいても四葉の姿をすぐに見つけられる。



試合中、歓声や応援の中でも、四葉の声がちゃんと聞こえてくる。



俺にとって、四葉はそれだけ大きな存在だった。



四葉の想いや、いつだって全力で応援してくれる姿が、



俺の持っているちから以上のものを出させてくれた。



四葉が俺を、強くしてくれた。