恋する僕らのひみつ。




俺とちがって四葉は、電車通学でもあった。



別々の高校に通い、放課後はお互いに部活の練習もある。



特に、夏の県大会が近いのもあって、その頃は野球部の練習が終わるのも遅い時間だった。



連絡は取り合っていても、ゆっくり会って過ごす時間がない日々が続いていた。



『俺のために、こんな朝早く起きてくれるなんて』



『ふふっ。惚れちゃうでしょ?』



『とっくに惚れてる。ベタ惚れっす』



『すぐふざけるんだからぁ』



四葉が、早朝のランニングに付き合うようになったのは。



高校に入ってから、放課後あまり会える時間がなくなってしまったから。



四葉はそう言った。



だけど、理由は



それだけじゃなかった。