あたしたちは学校を出て、 途中にあるお店でソフトクリーム買い、駅の方面に向かって歩いていた。 「快は、ホントに野球部へ戻らないつもりなのかなぁ?」 「どーだろな」 「最後の大会なのに……きっとあとで後悔すると思う」 「アイツが、自分で答え出すしかねぇだろ」 「あたしたちに、なにか出来ることないかな?このまま何もしないで見守ってるなんて……」 立ち止まったあたしはため息をつき、ソフトクリームにかじりつく。