湊は起き上がって座ると、快を見つめて言った。 「おまえ、このままあきらめていーの?最後なのに」 うつむく快は片手で目元を覆い、ボソッとつぶやいた。 「……野球やる資格なんて、俺にはないから」 「どぉして……?」 快の肩に手をおいたあたしは、横から快の顔をのぞきこむ。 「もういいよ、この話終わりっ」 勢いよく顔をあげた快は、ぎこちない笑顔を見せた。