恋する僕らのひみつ。




琥都の言葉に驚いた表情を見せた快は、琥都の肩においていた手を下ろした。



「いままで黙ってたけど……快が毎日走ってること、知ってた」



「ちょ、もぉ~怖いわぁ。いくら俺のこと大好きだからって、ストーカーみたいなことしないでもらえるかね」



快はあきらかに動揺していて、わざとふざけているようにも見えた。



「俺ら家近いんだから、見かけることくらいあるだろ。声かけなかっただけだよ」



「べつに野球部に戻るつもりで走ってたわけじゃないから。単なる暇つぶし。勘違いすんなって」



自分の髪をくしゃくしゃとしながら、快は苦笑いで下を向いた。