「おばさんに、これからもずっとひとりで生きていけってこと?」
「だって……お母さんは、あたしのお父さんと結婚したんだよ?」
仲良しだったもん。
ふたりは愛し合ってたもん。
お父さんが生きてたら、いまも仲良く幸せに暮らしてたんだよ。
「死んだおじさんを想い続けたまま、おばさんには一生ひとりで寂しく生きろってことか?」
湊の言葉が。
いまのあたしには、ものすごく冷たく感じて。
あたしの気持ちは、
湊には
わかってもらえないんだって思った。
「おばさんのことも少しは考えて……」
「……っ……んないよ」
胸が痛くて、
どうしようもなく悲しくて。
自分ではもう、止められなかった。
「湊には……あたしの気持ちなんてわかんないよっ!」


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
