恋する僕らのひみつ。




「なんか文句あるわけ?」



「俺でさえ、すでに腹いっぱいなのに」



「お腹いっぱいなら、湊のデザートもちょーだい?」



「はぁ?俺のも食う気かよ?おまえマジでブタになんぞ」



「うるさいなぁ。デザートは別腹なの」



「フッ……ブータ」



湊といつものように言い争っていると、



お母さんも湊のお父さんも、あたしたちを見て微笑んでいることに気づく。



「小さいころから本当に変わらないなぁ」



湊のお父さんの言葉で、あたしたちは言い争うのをやめた。



あたしたちはデザートを食べながら、お互いに睨み合う。



「あ、そういえば、おじさん」



「なんだい?結雨ちゃん」



「あたし、お土産あんなにたくさんもらっちゃっていいの?このまえ部屋で袋開けたとき、びっくりしたんだけど」



「いいんだよ。結雨ちゃんはいつも湊の面倒も見てくれているし、それに娘みたいに思ってるから」



「ふふっ。ありがと。おじさんっ」



手に持っていたワイングラスをテーブルに置いて、湊のお父さんは優しく微笑んだ。