恋する僕らのひみつ。




「どんだけスベリ倒せば傷つくんだよ?ハート強すぎだろっ」



笑いながら快が言うと、



あたしの前の席に座っている湊が、ボソッとつぶやいた。



「つか、席替えしねぇの?」



「べつに席替えしてもいいけど、湊はいちばん前な。すぐ寝るから」



くぼっちは、湊の席の前にやってきて、ニコッと笑う。



「ふざけんなよ……」



「俺はいつだってマジメですぅー」



口ではマジメだと言いながら、目を大きく開けて口をつきだし、あきらかにふざけた表情を見せてくる、くぼっち。



「マジうぜぇ」



くぼっちは湊を指さしながら、あたしの顔を見る。



「なぁ~結雨~。こんな冷たいやつのどこがいいの?クール男子がモテる時代いつまで続くわけ~?」



「いやぁ~あたしも、湊のどこがいいのかサッパリ……」



振り返った湊に思いきり睨まれたあたしは、口をきゅっと結ぶ。