何度も何度も、キスをしているうちに体中が熱くなってくる。
唇がそっと離れると、
湊は、まっすぐな瞳であたしを見つめた。
……この瞳が本当に好き。
「他のヤツのことなんか考えんな」
湊は、あたしの首元のネックレスに指でそっと触れた。
高2のバレンタインの日、思いもしなかった湊からのプレゼントだった……。
『湊、ネックレスあげる意味って知ってる?』
『さぁな』
『独占したいとか、永遠に離さないって意味だよ』
『じゃあ…そーなんじゃね?』
バレンタインデーの日のことを思いだすだけで、ドキドキする。
忘れられない。
あの日、放課後の教室で数え切れないくらいキスをしたことも。


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
