「ニヤニヤしてんなよ、ブタっ」 「はぁー!?いまブタって言った?」 あたしはネクタイをつかんでグイッと引き寄せ、目の前にある湊の顔をにらみつける。 「言った」 憎たらしい顔して……ムカつく。 「ブタ」 「うっさいわっ!」 確かに春休み中、お菓子ちょっと食べ過ぎましたよ。 体重も増えましたよ。 「おまえの唯一の長所、顔しかねぇんだから。ブタになんなよ」 ひ、ひどすぎる……。 「ねぇ、待って。湊はあたしのどこが好きなの?」