「ぶっ……浮気って……」
あたしは思わず吹きだしてしまった。
「なんで俺がいなくなった途端、他の男の写真ベッドに飾ってんだよ」
「写真くらいで浮気?」
湊はムッとした表情で、
あたしの頬を、むぎゅっとつねる。
「おまえはな」
あたしは、うれしい気持ちを顔に出さないようにと必死だった。
「……ヤキモチ?」
「あ?」
「んもぉ~。そぉやって、すぐヤキモチやくんだからぁ」
「ちげぇーよ」
「はいはい」
素直なんだか、素直じゃないんだか。
あたしはニコニコしながら機嫌よく、湊のネクタイを結ぶ。
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