恋する僕らのひみつ。




「結雨」



湊に名前を呼ばれるだけで、ドキドキする。



湊の顔がゆっくりと近づいてきて、



あたしは瞳を閉じた。



「結雨……っ」



もう一度名前を呼ばれた瞬間、優しいキスをされた。



キスをすると、魔法にかかったみたい。



一瞬で何も考えられなくなる。



そっと唇が離れると、



あたしたちは、お互いの息を感じるほどの距離で見つめ合う。



「……んっ」



そのあとも、キスをした。



息も出来ないくらい、

何度も、何度も。



「湊……っ……ここ、学校だってわかってる……?」



「嫌なら、よけろよ」



「……ずるいよ」



嫌なんじゃない。

あたしの心臓が持たないだけ。



「そんな瞳で見んな」



あたし、たぶんいま……

顔、真っ赤だ。



「よけねぇの?」



あたしの耳元で囁く湊は、あたしの髪にスッと指を通す。



「いじわるしないで」



耳に優しくキスされて、胸がぎゅっとなる。



「好きだから、いじめたくなんだよ」



根っからの悪魔じゃん。