何も言葉を交わさなくても、 こうして、そばにいられるだけで。 湊の温もりを感じられたら、それでよかった。 抱き合っていると、ヤキモチをやいたことなんて、もうどうでもよくなってくる。 湊を好きな気持ちだけが、胸の中をいっぱいにしてくれるから。 瞳を閉じて、湊の胸の鼓動を聞きながら。 いつまでも、こうしていたい……。 大好きだよ……湊……。 まるで時間が止まったかのような、ふたりだけの世界。 それを邪魔するかのように、大きな音が鳴り響く。