恋する僕らのひみつ。




茜色した細長い雲がゆっくりと空を流れる夕暮れ。



楽しい時間はあっというまに過ぎていき、文化祭もだんだんと終わりへ近づいていた。



他校から来た生徒たちも帰りはじめていく中、



グラウンドで屋台を行っていたクラスのほとんどが、片付けに入ろうとしていた。



あたしは大きなゴミ袋を校舎裏に捨てに行ったあと、ぞうきんを取りに行こうと教室に向かう。



奈乃が持っていた写真のことが、ずっと気になっていた。



あたしの考え過ぎだって、そう思うのに。



頭から離れない。



「やっべ、可愛い」



廊下を歩いていると、他校の制服を着た男子4人組があたしの前で立ち止まった。