いつのまにか、すっかり明るくなっていた街。 見上げれば薄い雲が広がる青い空。 涼しい風が吹いていた秋の朝。 屋上の縁に座って、5人で見たこの景色を。 あたしは、一生忘れないと思う――。 「ありがとぉ……みんな」 奈乃が笑ってくれて、よかった。 「みんな、大好き……」 あたしも、大好きだよ。 奈乃の笑ってる顔が 笑顔が 見たいから……。 だから、ずっと そばにいるからね。