いちばん端に座っていた快が、明るい笑顔を見せる。 「奈乃があの頃なんとか踏ん張って、生きててくれてマジでよかったわ」 快は、少し前に顔をかたむけて、泣いてる奈乃に向かって言った。 「じゃなきゃ、俺たちがいまこうして一緒にいることもなくて、奈乃にも出逢えなかったわけじゃん?」 「快……っ……っく……」 「よく頑張った。強いよ、奈乃は」 そう言って快は、笑顔で空を見上げる。 ……本当、そうだね。 奈乃が頑張って、こうして生きててくれたから。 あたしたち、出逢えたんだ。