恋する僕らのひみつ。




ひとりじゃ苦しくても、

誰かがそばにいてくれるだけで、ほんの少し強くなれた。



「みんなが味方になってくれたから、そう思えた。だからね、あたしは……」



あたしはただ、

もっと早くに、奈乃と



出逢えてたらなって……。



「もし中学の頃に奈乃と出逢えてたら、奈乃の味方になれたのになって」



もっと、もっと。

早く逢いたかった。



奈乃と友達になりたかった。



「そしたら、奈乃をひとりぼっちにしないで済んだのにって……」



過去を変えることはできないけど、



それでももし、過去に戻れるなら。



あたしは迷わず奈乃のところに向かうよ。



奈乃と一緒に立ち向かうよ。



「奈乃はもう、ひとりじゃないよ」



「結雨ちゃ……っ」



「だから、つらくなったときは何でも話して?」



ひとりで抱え込まないで。



ひとりでつらい思いしないで。



ひとりで泣いたりしないで。



そばにいるのに、寂しいよ。



「もう奈乃を、絶対ひとりにしないから」