恋する僕らのひみつ。




それはやっぱり、簡単にはうまくいかないよ。



ふとした瞬間に、やっぱり思い出すこともある。



「でも……みんながいてくれるしね」



朝が苦手な湊が、



毎朝早く起きて学校に行って、犯人をつかまえてくれた。



奈乃は、誰よりも心配してくれて、



そばにいてくれて、抱き締めてくれた。



いつも話を聞いてくれた。



琥都は、あたしがびしょ濡れになったときも、



自分のブレザーをあたしにかけてくれたり。



ジュースを買ってきてくれたり、そういう優しい気遣いができる人。



快は、あたしが落ち込まないように、



持ち前の明るさで、いつものように笑わせてくれた。



あたしのために、みんなが。



それだけで、もう十分だなって。