恋する僕らのひみつ。




あたしがラクガキされたり、上から水をかけられたりしたとき。



奈乃は、誰よりもあたしのこと心配してくれた。



本当は昔のこと思い出して、苦しんでたのに……。



「おかしくなんかないから。奈乃の心も壊れてないからっ」



「結雨ちゃん……」



「だって奈乃は、あたしがつらい目に遭ったとき、そばにいてくれたじゃん。助けてくれたじゃん」



あたしは、奈乃の瞳をまっすぐに見つめて言った。



「心が壊れてたら、誰かに優しくなんてできないよ」



本当に心が壊れてたなら、



人に優しくしたり、人に与えることなんて出来るはずないよ。