恋する僕らのひみつ。




「ごめんね……みんな……」



小さく震えた声で奈乃は言った。



「あいつらと昔なんかあったのか?」



俺が訊くと、



「ごめん……ちょっと外の空気吸ってくるね」



奈乃はソファから立ちあがって、部屋から出て行った。



「待って!あたしも一緒に……」



結雨が一緒についていこうとすると、琥都が後ろから結雨の腕を掴む。



「いい。俺が行く」



奈乃のあとを追いかけて、琥都は部屋から出ていった。



快は床にしゃがみ込んで、琥都の割れたメガネを見つめる。



「あーあ。メガネまで壊して……」



顔を上げた快は、大きく息を吐き出した。



「おまえらも驚いただろ?あんな琥都、見たことないだろうから」



快は、メガネの破片を拾いながら話し始めた。



「アイツね、中学の時ひどかったの」