恋する僕らのひみつ。



「なんだよ~。ここにいたのかぁ」



開けっ放しになっていた部屋のドアの前を、他校の制服を着た男が通りかかった。



肌が黒く、金色の髪は毛先がはねている。見た目や口調からして、チャラそうな男だ。



「おまえらなかなか来ないからさぁ。部屋間違えたの?」



どうやらチャラ男は、こいつらの知り合いらしい。



「なんだよこの空気~。なんかあった?」



チャラ男はニコニコしながら俺らのほうを見る。



俺は掴んでいた男の胸ぐらを離すと、殴ろうとした手を下におろした。



すると、相手の男が俺に殴りかかってきた。



――ドサッ。



殴られソファの上に倒れ込んだ俺の元に、結雨が寄ってくる。



「湊っ!大丈夫!?ちょっと、あんた!湊に何すんのよっ」



「結雨、どけ」



結雨の体をどけて立ち上がった俺は、すぐさま相手の男を殴り返した。