恋する僕らのひみつ。




「それより、帰ってくんの早くね?」



「今日、午前で授業終わりだもん」



「あー、そうだっけ」



ダメだ。熱で頭がボーッとしてる。



「ねぇ、帰りにフルーツ買ってきたよ?バナナとりんごとオレンジと……」



……俺はサルか。



「なに?その顔」



「別に。そんな食えねぇよ」



「じゃあ、どれがいい?おかゆ作って一緒にフルーツも切ってくるから」



「なんも食いたくねぇんだけど」



「ダメ!ちゃんと食べなきゃ元気になんないよ?」



頬を膨らませる結雨を見て、俺は無言で目を閉じた。



「聞いてんの?すぐに作ってくるから待ってて」



そう言って結雨は、おかゆを作りに部屋を出ていった。



別に俺のことなんて、ほっといてくれていいのに。