恋する僕らのひみつ。




――翌日の朝。



学校に行く準備を整えて制服に着替えたあたしは、部屋を出てキッチンに向かった。



冷蔵庫の中のオレンジジュースを取り出して飲みながら、テレビから流れてくるニュースをなんとなく聞いている。



お母さんは、すでに仕事に出掛けていた。



湊は寝坊しているのか、起きてくる気配がない。



「湊ー?そろそろ起きなよー?」



あたしは、キッチンから大きな声で叫んだ。



本当に朝弱いんだから。



このまえまで毎朝早く起きて学校へ行ってたのは、一体何だったんだろ。



湊に聞いても、いまだに何も教えてくれないし。



ヒミツにされたら余計気になるっていうのにさ。



あたしは湊が寝ている部屋に向かう。



――コンコン。



部屋のドアを叩くけど、中からの返事はない。



「湊、まだ寝てるのー?入るよー?」