恋する僕らのひみつ。



2階に上がると、部屋のドアが少し開いている部屋があった。



あたしの足音が聞こえたのだろう。



「結雨?」



その部屋の中から二階堂先輩の声が聞こえた。



開いているドアの隙間から部屋の中をのぞくと、ベッドの上に横たわっている二階堂先輩がいた。



「大丈夫ですか?」



あたしは部屋の中に入り、ベッドのそばに立った。



「結雨……来てくれてありがと」



「いえ……。何か欲しいものがあれば、あたし買ってきます。遠慮なく言ってください」



起き上がった先輩はベッドに座ったまま、そばに立っていたあたしの手をそっと掴んだ。



「結雨、ここ座って」



あたしは先輩に言われるがまま、ベッドの端にちょこんと座る。



「熱あるのに、病院に行かなくて平気ですか?」



あたしが聞くと、先輩はあたしの手を取り、自分のおでこへと持っていく。



え……?



「熱……ないみたいですけど……」



おでこから手を離した瞬間、



先輩は座ったまま、あたしの体を抱き寄せ、強くぎゅっと抱き締めた。