恋する僕らのひみつ。




教室に戻って、あたしはジャージに着替えた。



濡れた制服は、教室の窓の手すりに奈乃が干してくれた。



奈乃とふたりで教室のイスに座っていると、琥都が教室に戻ってくる。



「着替えたか?これ飲みな」



そう言って琥都が、自販機であたしのために缶ジュースを買ってきてくれた。



「ありがと、琥都」



「サイダーでよかった?」



「うん。いただきます」



あたしはゴクンと一口、ジュースを飲んだ。



ふうっと大きく息を吐き出すと、奈乃と琥都はあたしの顔を見つめる。



「少しは……落ちついたか?」



琥都の言葉に、あたしは微笑んでうなずく。



「あーくっそ。何も見つかんなかったぜ……」



そう言って、浮かない顔で快が教室に戻ってきた。



「どこに行ってたの?」



奈乃が快にたずねると、



快はあたしたちのところに歩いていきて、机の上にぴょんと飛び乗って座った。



「結雨がバケツを見たっていう、裏庭に面した校舎の2階」