あたしがひとりやってきたのは、学校の裏庭。 誰もいない、静かな場所。 花壇には、デイジーやニチニチソウなどの色とりどりの花が咲いている。 あたしは手紙を握りしめたまま、キョロキョロと辺りを見回した。 誰も来ていないみたいだけど……。 こんなひと気のない裏庭に呼び出すなんて、どんな話だろう。 まさか快が言ってたとおり、誰かに告白されるとか? 「なんか急に緊張してきちゃったじゃん……」 手紙を制服のポケットの中にしまったあたしは、 校舎の壁に寄りかかって、手紙の差出人を待つ。