恋する僕らのひみつ。




中から聞こえてきた湊の声に、あたしの体はカーッと一気に熱くなる。



「ばばば、バッカじゃないの!?なんであたしが湊と一緒にお風呂に入んのよっ!?」



いきなりヘンなこと言わないでよ。



「はぁ?アホか。んなわけねぇだろ。俺が出たあと、おまえは入んのか聞いたんだけど」



あ……そうだよね。



もぉ~なに勘違いしてんの?あたし!



バカっ!あたしのバカっ!……めちゃくちゃ恥ずかしい。



「あたし入んないから、お風呂場ちゃんと片付けてから出てきてよ?」



「…………」



「てか、そんな優雅に入ってたら遅刻するよ?」



「…………」



シャワーの音しか聞こえない。

無視かい。ホントいい性格してんね。



とりあえず湊がお風呂から上がってくる前に、あたしは歯を磨こう。



洗面所の鏡の前で髪を整えたあたしは、自分の歯ブラシを取った。



歯磨き粉のついた歯ブラシを口に入れた瞬間、後ろの浴室のドアがいきなり開いた。