屋上から結雨と俺が教室に戻ったときには、黒板と結雨の机に書かれた文字はすでにキレイに消してあった。
結雨は、ラクガキを消してくれた快たち3人にお礼を言い、
心配した様子のクラスメートたちの前でも、いつもと変わらない笑顔で明るく振舞っていた。
放課後。
部活が始まる前、俺は部室の前で二階堂の姿を見つけた。
「お、朝霧」
二階堂は俺に笑顔を向ける。
俺は立ち止まり、二階堂をにらみつけた。
あんなことした犯人は……
「おまえの仕業か?」
俺が訊くと、二階堂は首を傾げる。
「……なんのことだ?」
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