恋する僕らのひみつ。





「……アホか」



「ふふっ。照れちゃってぇ」



結雨はニヤニヤしながら人差し指でツンツンと俺の頬をつつく。



「やめろよ、バカ」



「やっぱ持つべきは、彼氏より幼なじみだわ」



「いまさら俺のありがたみがわかったのか?」



「まぁねー」



「おまえ、ふざけんなよ」



何のためらいもなく言える、幼なじみ同士の“好き”は



昔も、いまも。

変わることはない。



俺たちの関係は、



これからも……

きっと……。



ただ俺は、いつだって



結雨の味方でいようと思う。



たとえ周りの全員が“右”を正解だと答えて、結雨だけが“左”を正解だと答えても



その答えが正しいとか間違ってるとか、そんなのは関係なく。



俺は、どんなときも結雨の味方になると思う。



結雨を絶対に

ひとりにはさせない。



それが、



俺の守るべき“約束”でもあるから。