恋する僕らのひみつ。




今年も

桜の花びらが散っていく



あの頃の記憶、悲しみとともに。



「おやすみー」



「んー」



午前0時前。



ベランダから戻った俺たちは、それぞれの部屋に入った。



床に敷いた布団に入った俺は、そっと瞳を閉じる。



……俺には、守らなきゃいけない約束がある。



結雨の知らない“約束”



だから俺は

結雨のそばにいて



いつか、やってくるであろうあの日まで……



あの約束を守ろう。