恋する僕らのひみつ。




「べつに何も」



「ホントに?」



「あぁ」



結雨はケータイをポケットの中にしまった。



こんな夜に電話してくるなんて、二階堂のやつ油断も隙もねぇな。



「先輩からの電話……出ないほうがいいと思う?それとも3回に1回くらいは出たほうが効果あるかなぁ?」



「そんなにしょっちゅう電話かかってきてんのかよ?」



結雨はコクリとうなずく。



なんかすげぇムカつく。



電話越しにアイツの声聞いたからか?



あーイライラする……ったく。



「……勝手にしろ」



俺が目を細めると、結雨はニコッと笑う。



「それでっ?」



「あ?」



「さっき、湊……何か言いかけたでしょ?」