恋する僕らのひみつ。




そのとき、



風呂から上がってきた結雨が、濡れた髪をバスタオルで拭きながらやってきた。



「ふぅ~サッパリした~」



結雨はキッチンの冷蔵庫に寄り、パックの牛乳をコップに注いでいる。



それをゴクゴクとノドを鳴らしながら、結雨は一気に飲みほした。



「プハーッ。やっぱお風呂上がりには牛乳っすなっ!」



「完全におっさんじゃねーか」



ボソッと俺が呟くと、結雨は俺の隣にやってきてソファに座った。



「なんか言った?」



「べつに」



結雨はケータイを手に取り、真剣な表情で画面を見始める。



「またケータイ小説読むのか?」



「うん。続きね。いいところなの」



俺は結雨の横顔を見つめる。



結雨の濡れた髪からシャンプーのいい香りが漂ってくる。



――ポフッ。



俺は頭を傾けて、結雨の肩にもたれかかった。